このブログをスタートして改めて思うのは、毎日のようにケータイに関するニュースがあること。次々にアウトプットしていかないと、どんどん書かなきゃいけないことがたまってしまいます。
先週末まで神宮外苑で公開されていたau design projectのコンセプトモデルの話もそのひとつです。11月2日(水)、KDDIはau design projectのコンセプトモデルを3タイプ公開しました。
ひとつは、吉岡徳仁氏が手がけた「メディア・スキン」。
「メディア・スキン」は、“ケータイはいま最も人体に近いプロダクトでは?”と考え、吉岡氏は“人と物が一体化する携帯の姿を考えた時、私は、人体に近い存在となる、「第2の皮膚」を研究することからスタートした”とコメントしています。


そのコンセプトは、ペンキのように粘着性のある赤い液体が、ケータイとそれを持つ手にねっとりとついた写真で表現。天井が高く、ステンドグラスを透した光が差し込む空間に置かれることで、強いメッセージを発信しています。人に優しく、話す人が美しく引き立つフォルムを持ち、本物の質感も兼ね備えているという「メディア・スキン」は、“ケータイは私たちの生活に身近な存在になったように思われるけれど、まだまだ着手できていないことがあるのでは?”と訴えているように思えてなりません。
残りの2つは、坂井直樹氏と田村奈穂氏が手がけた「MACHINA(マキーナ)」と「HEXAGON(ヘキサゴン)」。両者は、ハイテクの象徴であるケータイを、人間の持つエモーション(情感)をデザインコンセプトにして作ってみたらどうなるか? と試みたコンセプトモデルです。
「MACHINA」のテーマは“機械美”。“人は、バイクのむき出しになったエンジン、機械式時計の裏から見える歯車など精緻に作られた構造など、なぜか機械美に魅せられる。エレクトロニクス製品は、中を開けても半導体のついた基盤しか見えないが、マシンライクなパーツをつけてみたら、もっと愛着あるモノや、人を誘惑することのできるプロダクトになるのでは? といった挑戦がされています。スピーカーを連想させるメッシュパーツ、一眼レフカメラを彷彿させるグリップなど、アナログな機械を連想させるディテールが、そのコンセプトを表現しているように思えました。

「HEXAGON」は、“官能する罠”がテーマ。官能的な衣服、ランジェリー、香水には“機能性という言葉では説明できない心理的な効果が存在する”と捉え、これらが持っている“異性を魅了する魔法のような機能(効能)”を持ったケータイがあっても良いのでは? というアプローチをしています。非常に薄く、非対称の六角形のフォルムは、あやしい魅力を持っています。

「メディア・スキン」は、11日(金)まで明治神宮外苑・聖徳記念絵画館で開催されている「Tokujin Yoshioka × Swarovski Crystal Palace」内で見られます。この展示会終了後は、東京・原宿にある「原宿KDDIデザイニングスタジオ」で、11月20日(日)まで展示しています。
「MACHINA」と「HEXAGON」も、「原宿KDDIデザイニングスタジオ」で、11月20日(日)まで公開中。
興味のある方は、ぜひ足を運んでください。
ちなみにこれらのコンセプトを基にしたau design projectのケータイは、来春までには商品化されるのでは? と私は勝手に想像しています。登場すれば、また業界に一石を投じるに違いありません。